野々川尚先生 講義 第1回「食から日本が滅ぶ」 【2話】

~これから中国の農業は全面オーガニックでいく!~

 

2014年に中国政府のある関係者が計画を出しました。

 

「まず中国に十か所、六千ヘクタール規模のオーガニックモデルケースを作りたいんだ。」

 

そのうちの一つを私に監修してくれという依頼が来たんです。受けるかどうか迷ったんですが、具体的な計画を聞いた時、「これは間違いなく日本をつぶすことになる」と。
そこに私が加担すると、私が貫いてきた信念がなんなのか分からなくなるので、破格の待遇を提示されたのですが断って帰ってきました。

 

それがどういうことかというと、吉林省というところに私が監修する予定だった事業計画がありました。
田んぼで2000ヘクタール。わかりますか?
だいたい1ヘクタールというのは100メートル×100メートルです。だから野球のグラウンドをイメージしてもらうと、それが2000個あるということです。田んぼでね。
畑で4000ヘクタール。合計6000ヘクタールをすべてオーガニックでやると。

 

なかなか世界探してもその規模のオーガニックを実現できる人間っていないんですよ。だから私ならできると話がきたようです。

 

その計画資料があります。これはもともと中国とシンガポールが合弁でオーガニック野菜を作ろうという事業計画です。
シンガポールからも技術者が来てます。ところが詳しく計画書を見ていくと、シンガポールは400万ちょっとの人口の国なんです。
6000ヘクタールもの面積でお米や野菜作っても、もともと食糧自給率が低く、すべて食料輸入しているシンガポールは、すでに食糧を輸入しているところを全部切らなきゃいけない。

 

取引を全部なくして、すべてそこからもっていかなくちゃいけない。6000ヘクタールっていうとそのぐらいの量が取れます。

 

だから「余った野菜どうするの?」って聞いたら国内富裕層にと。
でもその面積、その規模のものが10か所あるんですよ。国内富裕層っていってもさすがに16億いても、一割くらいしか富裕層いませんから(一割だと1.6憶人)、一割と言っても日本の人口より多いですからね。
この人たちだけで10か所作るオーガニックを消費できるかというと、まず不可能。

 

話を聞いていると、吉林省の長春という、昔の満州国の首都だったところがあります。
北京からずーっと高速鉄道、それから高速道路が全部ひかれてます。
そして農場を通過して、ロシアと北朝鮮の間にほんのわずか日本海に接している中国の領土があります。
そこに巨大な港を建設中です。

 

ということは港まで高速道路、高速鉄道がひかれているわけです。

 

これは日本潰しになるうる。なぜかというと…

 

次回につづく…

ABOUTこの記事をかいた人

1967年(昭和42)長崎県佐世保市生まれ。福岡&北海道在住。
実業家、投資家。縁の下の力持ち
数年前に急性前骨髄救性白血病を患うも完全復活。 健康に目覚め現在は野々川尚氏と共にオーガニック農業を日本中に普及させる活動を行なっている。